先日20代前半の女性ががんで亡くなったというニュースを読みました。
中高年や高齢の方や自分より少し年上の方ががんを発症して亡くなったということや、がんで闘病しているといったニュースを読んだことはあるのですが、自分よりも若い人…ということにかなり衝撃を受けました。
なんだか急に不安になってがん検診について調べたところ、多くのがん検診は40歳以上、胃がん検診は50歳以上から定期的に受診することが推奨されていますが、
子宮がんに関しては20歳から2年おきに受診することが推奨されているということ!
なんとなーく知ってはいたけどちゃんと確認しないまま気が付けばもうすぐ30歳。
二十歳になったときに母に言われて子宮がん検診を受けた記憶はあるのですが、それ以降は全く受診経験はなし。
2年なんてとっくに過ぎてしまっています。
子宮がん検診を長らく受けていないことに急に不安になりはじめたので、すぐ市役所で行政からの補助金の確認をしたり子宮がん検診ができる病院を調べたりして先日検診に行ってきました。
そこで私が受けた子宮がん検診について、費用や受診方法、いざというときのためのがん保険についてまとめました。
パッと見るための目次
子宮がんとは
子宮がんは文字通り子宮にできるがんです。
子宮がんには子宮頸がん(しきゅうけいがん)と子宮体がんの二つがあって、子宮頸がんは子宮の下から三分の一にあたる子宮頚部にできるがん、
子宮体がんは子宮頚部よりも奥の子宮体部にできるがん、中でも95%は子宮内幕にできるそうです。
がんといえば40代からのリスクが高くなりますが、子宮頸がんは20~30代でも発症することが多く、また性交渉の年齢が若くなっていることもあり近年この年代の患者が急増しています。
子宮がん検診は20歳以上から、2年おきに受診することが推奨されているので少なくても2年に一回は受診しましょう。
毎年受けなくても大丈夫なのか不安に思ったのですが、子宮がんの進行は遅く、2年に1回の受診で予防が可能なようです。
子宮頸がんは一般的に非常にゆっくりと進行するため、前がん状態といわれる段階から浸潤がん(進行がん)になるには、2~3年はかかると言われています。
2年に1回の受診頻度でも有効というデータが多くあり、毎年受けても隔年で受けても予防効果は変わらないとされています。
出典:日本医師会ホームページ「知っておきたいがん検診」
子宮がんにかかる費用・受診方法
子宮がん検診も普通のがん検診と同じように市区町村から検診費用の補助金があるので、各自治体のホームページや直接問い合わせて確認してみてください。
自治体によってまちまちですが、検診の自己負担が全くなく無料で受診できる自治体もあれば、2000円程度の料金はかかる自治体もあるようです。
それでも2000円くらいなら安いものですよね。
私が住んでいる自治体では20歳以上で今年度偶数年齢の女性はワンコイン(500円)で検診を受診できるのですが、私は今年の夏に奇数年齢になったため今年度は対象でなく、自費で受診することにしました。
自己負担で検診を受ける場合、市役所に確認した際は自己負担だと8000円くらいかかると言われたのですが、保険がきいたので実際には3600円しかかかりませんでした。
8000円くらいかかることを想定していたので、ワンコインとはいかなかったけど何だか得した気分。笑
自己負担で受診する場合で料金が不安なときは、あらかじめ受診する医療機関で料金を確認しましょう。
また企業で働いている場合は検診費用の全額または一部を企業が負担して検診を受けられるようになっていますが、中には実施していない企業もあるようです。
働いている女性の場合は、健康保険組合などが全額または一部を負担して職域で行うとされているが、これは「20歳以上の女性が年に1回実施するのが望ましい」という努力義務で罰則もないため、中には実施しないところもある。通知もなく、自分が対象かどうかさえ知らずに過ごしてしまう女性も少なくないのだ。
出典:NIKKEI STYLE
働いている人の場合は職場の年1回の定期健康診断と併せてがん検診が行われることも多く、自ら調べて医療機関の予約をしなくても検診の機会を得られる可能性が高いです。
職場によってはがん検診を実施していない事もあり、その場合には市区町村のがん検診を受診する事になります。
出典:日本医師会ホームページ「知っておきたいがん検診」
私も5年ほどそこそこ大きい企業で働いていたのですが、年に一回の定期健診は受けても子宮頸がん検診を受けるように言われたことはありませんでした。
企業で実施していない場合は市区町村の検診を受けましょう。
そんなこんなで私は、
(対象年齢でないので補助金はないことが判明)
↓
子宮がん検診が受診できる医療機関を市役所で確認
↓
自分で近くの医療機関に問い合わせて予約
↓
受診
という流れで受診しました。
子宮がん検診は痛い?
子宮がん検診では腟の奥にある子宮頚部の細胞をブラシでこすり取ります。
痛いのかなぁと心配していたのですが、全くといっていいほど痛みは感じずに、ブラシでこするのに5秒ほど、服を脱いだりする時間を入れても検診自体は5分もかからず終わりました。
そのため、子宮がんの検診を不安に思っていらっしゃる方も安心して受診してください☆
子宮がん検診の結果
子宮がん検診の結果は、市区町村の集団検診で受診する場合や個人で受診する場合、受診する医療機関などによっても変わってきますが、だいたい受診してから2週間~1か月くらいで分かるようです。
病院の規模や有している設備などにより変わってきますが、2週間から1ヶ月程でわかると考えておきましょう。
結果がわかるまでの期間が施設によって異なるのは、自施設で結果判定までするケースもあれば、他の検査機関に委託して判定をしてもらうケースなど施設によって事情が異なっているからです。
出典:マイナビウーマン子育て
また結果に関しては郵送で送られてくる場合や電話で伝えられる場合があります。
私が子宮がん検診を受けた産婦人科では、「1週間後には分かるので、1週間後に病院に電話をしてください。電話でお伝えします」と言われました。
再検査の場合は結果が書かれた書類がもらえるけど、問題ない場合は電話ですませるのかなぁ?と推測しているところです。
まだその一週間後が来ていないので、一週間後になったら結果を聞いて追記したいと思います☆
2017.11.22追記 検査の結果を確認するため検診を受けた産婦人科に連絡したところ、異常なしとのことでした。
万が一のときのために…がん保険も必要
医療保険は入っているけど、がん保険には加入していないという方も多いのではないでしょうか?
私も以前は医療保険にしか加入していなかったのですが、2年ほど前にがん保険にも加入しました。
日本人の死亡原因の第1位ががんということを考えると、自分ががんになったときのための備えをしておかないといけないこと、
若いうちに加入しておけば毎月の保険料もかなり少額に抑えられるということもあり加入を決めました。
実際今私が支払っているがん保険の保険料は毎月1500円ほどです。
がん保険の特徴
がん保険は保障の対象をがんだけに絞り、がんになったときの保障を手厚くしている保険です。
がん診断一時金
例えばがん保険はがんと診断されたときに一時金(数十万~数百万円)が支払われます。
自分ががんだと診断されたらたとえそれが初期のものだとしても不安になりますよね。
そういったときにまとまったお金がもらえお金の心配が軽減されるのは精神的負担が軽くなるのではないでしょうか。
入院給付金の支払限度日数は無制限
また通常の医療保険だと入院に対する給付金に支払日数の上限が定められているのに対し、がん保険では支払日数の上限がありません。
入院が長引いてしまったときもその分ちゃんと給付金がもらえるので、お金に対する不安を和らげることもできます。
先進医療にかかる治療技術費は実費が給付
また公的医療保険制度が適用されない先進治療でがんの治療をする場合は、その実費が給付されます。
この先進医療にかかる保障は主契約に含まれている場合もあれば、特約(100円程度)で組み込むことができる場合もあります。
例えば公的医療保険制度が適用されないがんの先進医療の一つ、陽子線治療という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?
がんの治療は副作用が大きいという話はよく聞きますが、陽子線治療は従来の放射線治療より副作用が軽く、体の奥のがん細胞をピンポイントで狙い撃ちして、しかも周囲の正常な細胞を傷つけるリスクも少なくがんの治療をすることができます。
ただその陽子線治療の医療費は公的医療保険の対象にならないため、300万円程度の治療費が全額自己負担になります。
がんの治療を進めるなかこういった治療費を自己負担で支払うのは厳しいものがありますよね。
がんで先進医療を受けることになる確率はかなり低いというデータもありますが、先日俳優の村田武範さんが陽子線治療を受けてがんを克服したというニュースを聞いて、
果たしてそのデータは正しいのだろうか、先進医療で治療できるはずなのにそのことを知らずに亡くなったという方も多いのではないかと疑問に思いました。
そのニュースというのが、以下のようなエピソードです。
ある日村田さんが首にしこりを発見し病院に行ったところ、中咽頭がんと診断され、またその時点でステージ4、3か所の転移があったそうです。
その病院の医師からは「余命いくばくもない」と宣告され、「死を待つしかない」と覚悟をしたそうなのですが、
奥様の勧めで違う病院を探してその病院まで赴き、体の状態を診てもらったところ、その病院の医師からは「がんを治すことができる」と伝えられたそうです。
その新たな病院で受けた治療が陽子線治療です。
腫瘍1か所あたり288万円もかかる陽子線治療の治療費は加入していた生命保険でまかなうことができ、今はがんも克服され元気に生活されています。
もし奥様から他の病院に行くことを勧められていなかったら、今頃亡くなられていてもおかしくありません。
この話を聞くと、これまでに一つの病院の医師の言葉だけを信じて先進医療を受けず、がんで亡くなられた方がいてもおかしくないですよね。
回復するはずの命も先進医療で治療できる可能性があることを知らず、もしくはお金がなく先進医療を受けられないがために、失ってしまうかもしれません。
私はこの話を聞いて、やっぱり先進医療の保障がある保険に入って良かったと思いました。
保険に入っておくことで、不安な治療をする中でお金の心配が軽減されるというのは大きなメリットだと感じます。
村田武範さんのがん克服エピソードや陽子線治療について、詳しくはこちら(外部サイト)に記載されています。
がん保険は不要という意見もあり
私は加入しましたが、一方で貯蓄が十分にあればがん保険は不要と言う意見もあります。
その理由は自己負担額は医療費の3割程度(先進医療は対象外)であることや、高額療養費制度があるため巨額の治療費を支払う必要がないためです。
がん保険に加入すべきか、加入すべきでないかの判断については、ナースフルというサイトに書かれていて分かりやすかったです。
参考程度ですががん保険に入るべきか、入らなくてもいいかの判断基準になると思います。
がん保険に関して相談できるところ
がん保険に入るべきか入らないべきか、相談したいと思っても保険会社の方や相談員の方に自宅まで来てもらうと断りにくかったりしますよね…。
私は断れないタイプの人間なので自宅に来てもらってまで相談するのは苦手なのです。
でも自分で店舗まで出向いて相談することもできるので、私みたいに自宅に来てもらうのはちょっと…という方は、保険見直し本舗がおすすめです。
保険見直し本舗をおすすめする理由として、
- 無料で保険に関する相談ができる
- インターネット上で行きやすい店舗を簡単に検索できる
- 来店だけでなく自宅に訪問してもらって相談することも可能
- 20社以上もの生命保険会社の中から自分に合ったものを提案してもらえる
- 加入後のアフターフォローもしてもらえる
といったことがあげられます。
無料相談の予約フォームからも簡単に予約できます。
また銀行でもがん保険を取り扱っていることが多いので、お近くの銀行に行って話を聞いてみるという手もあります。
さいごに
子宮がん検診についてやがん保険について、いかがでしたか?
20~30代だとそもそも他の体の部分のがん検診を受けたこともない方がほとんどですし、検診ってどんな流れでどんなことをするんだろう?という不安もありますよね。
私もはじめは不安だったのですが、普通に病院に行くのと同じで、病院に行ったら受付をして、問診を書いて、その後の検診も本当にあっという間に5分もかからずに終わったので心配して損した気になりました。笑
20歳以上の方でここ2年子宮がん検診を受けていないという女性は子宮がん検診に行ってみてくださいね☆