格安でフォトブックを作れることで人気のしまうまプリント。
私も結婚式や旅行の写真を整理するのに何度もお世話になっています。
先日そのしまうまプリントから新しいラインナップ、プレミアム仕上げのフォトブックがリリースされました!
しまうまプリント公式サイトによると、プレミアム仕上げは一番安い価格帯のスタンダードに比べて、繊細な色彩や模様を忠実に表現できたり高い保存性があるようです。
しかし他社のフォトブックに比べると格安なため、正直「本当にそんなに画質がいいのか?」「長期保存に向いているのか?」という疑念を抱いていました。
スタンダードのフォトブックは200円〜とかなり格安で作れる反面、やはり他社の数千円するフォトブックより印刷品質や紙の品質が劣ることも否めません。
そのため新登場したプレミアム仕上げのフォトブックも半信半疑で注文してみたところ、他社のフォトブックに比べて低い価格で作成できるのに関わらず、画質は色鮮やかで紙質もしっかりとしたフォトブックを作ることができました。
もちろんいまいちと感じる部分もありますが、それを上回るメリットを感じ、非常にコストパフォーマンスのいいフォトブックだと感じました。
そこでこの記事では、しまうまプリントのプレミアムフォトブックを作って感じた「ここはいい!」というポイントと逆にいまいちと感じるポイント、どんな人におすすめのフォトブックなのか、私なりに感じたことを紹介します。
⭐️しまうまプリントのフォトブックを作ろうと思ったけど、普通のフォトブックとプレミアムフォトブックの違いが分からない
⭐️プレミアムのフォトブックの仕上がり具合が知りたい
⭐️スタンダードで作るかプレミアムで作るか迷っている
というのならぜひ参考にしてください♪
パッと見るための目次
しまうまプリント・プレミアムフォトブックの短所
まずはしまうまプリントのプレミアムのフォトブックを作って「う〜ん」と感じたポイントを紹介します。
写真やテキストを自由に配置できない
これはプレミアム仕上げに限らずですが、しまうまプリントのフォトブックはあらかじめ何種類かのフォーマット(テンプレート)が決められており、写真やテキストを自由に配置することはできません。
またそのテンプレートの数は30種類ほどで他社よりも少ないです。
また他社のフォトブックでは背景に写真を配置したりデザインを入れたりすることが可能ですが、しまうまプリントは背景をデザインすることはできません。
デザインの幅が狭いのがデメリットではありますが、
「自分で可愛く、またはかっこよくおしゃれにデザインすることが難しい」
「自分で一から写真やテキストの配置を考えるのが煩わしい」
というなら、写真やテキストのフォーマットがあらかじめ何種類か決められているしまうまプリントの方が簡単に、早くデザイン可能です。
私は一から自分で写真の配置などを考えるのが面倒なので、しまうまプリントはずぼらな自分にぴったりだなぁと思っています😆
スタンダードに比べると値段が高め
しまうまプリントのフォトブックの最大の特徴は他社に比べて圧倒的に価格が安いところにあります。
しかしプレミアム仕上げを選択すると、スタンダードのフォトブックに比べて値段が高くなってしまうのがデメリットと言えます。
下の表はしまうまプリントのフォトブックの価格表(税込)ですが、プレミアムを選択するだけでスタンダードよりも1,000円以上値段が高くなってしまいます▼
サイズ | ページ・配置 | スタンダード | プレミアム |
プレムアムハード
|
文庫分
(105×148) |
36ページ (最大137枚) |
198円 | ー | ー |
48ページ (最大185枚) |
398円 | ー | ー | |
72ページ (最大281枚) |
498円 | ー | ー | |
96ページ (最大377枚) |
598円 | ー | ー | |
144ページ (最大569枚) |
798円 | ー | ー | |
A5スクエア
(148×148) |
36ページ (最大137枚) |
298円 | 1,498円 | 1,898円 |
48ページ (最大185枚) |
498円 | 1,898円 | 2,598円 | |
72ページ (最大281枚) |
598円 | 2,898円 | 3,798円 | |
96ページ (最大377枚) |
698円 | 3,798円 | 4,998円 | |
144ページ (最大569枚) |
898円 | 5,698円 | 7,598円 | |
A5
(148×210) |
36ページ (最大137枚) |
498円 | 1,798円 | 2,398円 |
48ページ (最大185枚) |
598円 | 2,698円 | 3,598円 | |
72ページ (最大281枚) |
698円 | 3,998円 | 5,398円 | |
96ページ (最大377枚) |
798円 | 5,398円 | 7,198円 | |
144ページ (最大569枚) |
998円 | 7,998円 | 10,798円 |
とはいえプレミアム仕上げを選んでも、他社のフォトブックと比較するとかなり安いです。
下の表は他社のフォトブックも合わせてA5サイズの大きさで一番ページ数の少ない(同サイズの中では一番安い)フォトブックの価格(税込)を一覧にしたものです▼
しまうまプリント・スタンダード (36ページ) |
537円 |
しまうまプリント・プレミアム (36ページ) |
1,941円 |
しまうまプリント・プレミアムハード (36ページ) |
2,589円 |
ビスタプリント・フルフラットフォトブック (24ページ) |
3,218円 |
マイブック・ソフトカバー (10ページ) |
2,484円 |
マイブック・ハードカバー (10ページ) |
2,872円 |
富士フィルム・ソフトカバー (16ページ) |
2,448円 |
富士フィルム・ハードカバー (16ページ) |
3,065円 |
フォトレボ・ソフトカバー (16ページ) |
980円 |
フォトレボ・ハードカバー (16ページ) |
2,500円 |
もちろんそれぞれのフォトブックで紙の品質やプリンターの種類などが異なるため同じ条件で比較することはできません。
しかし、他社のフォトブックに比べるとページ数の多さの割に安いことが分かります。
つまりしまうまプリントのプレミアム仕上げはスタンダードに比べると価格は高くなりなりますが、他社のフォトブックに比べると安くフォトブックを作ることが可能。
さらに、安いからといって画質が悪いなどチープな印象のフォトブックではありません。(詳しくは後述しています)
そのため一概にこの値段がデメリットであるというわけでもありません。
用紙にツヤ・光沢がない
私がフォトブックを作る際に重視するポイントが、紙にツヤがあるかどうかということ。
これは完全に人それぞれの好みになるのですが、このマイブックのフォトブックのように、ツヤッツヤの光沢紙に高級感を感じて惹かれるんですよね▼
ただしまうまプリントのプレミアムの用紙にはツヤはなくマットな仕上がりです▼
私のように光沢に惹かれるのなら、マット紙では高級感に物足りなさを感じるかもしれません。
一方でマットな用紙が好みという人にはどんぴしゃな用紙です✨
スマホから作成できない
スタンダードのフォトブックはパソコンからでなくしまうまプリントのスマホアプリからも作成ができるため、家事や仕事の合間にささっと作れやすいです。
一方でプレミアムはスマホアプリから作成ができず、パソコンを使って作成する必要があります。
普段パソコンを使わない人にとってわざわざパソコンを開いて作業するのは面倒に感じますよね😅
それにスマホに保存されている写真をわざわざパソコンに移すのも億劫です。
公式サイトによるとプレミアムのスマホアプリは現在準備中とのこと。
早くスマホアプリからでも作成できるようになればいいのですが、それまではパソコンでしか作成できないのはデメリットだなぁと感じます。
しまうまプリント・プレミアムフォトブックの長所
続いてしまうまプリントのプレミアムフォトブックの「ここはいい!」というポイントを紹介します✨
なめらかな色調で高画質
プレミアムはスタンダーに比べて画質がいいことは分かっていたのですが、「いったいどのくらい高画質なのか?」ということは疑問に思いながら注文しました。
そして実際に届いたプレミアムのフォトブックを見てみると、同じ写真で比べても違いは明らか!
しまうまプリントのプレミアム仕上げはスタンダードに比べて色調豊かに、なめらかに印刷されていて画質が非常に綺麗です。
同じ写真をスタンダードでフォトブックにしたものと比べてみました(パソコンから見ると分かりやすいのですが、スマホからだと分かりづらいかもしれません💦)▼
フォトブック自体を自分でデジカメで撮影したものなのでどうしても色味に違いが出てしまっているのですが、上のスタンダードに比べて下のプレミアムの方が明らかになめらかな色調、そしてしっかりとした色で表現されています。
上のスタンダードに比べて画質の荒さが気になることもありません。
なぜ同じ会社が作ったフォトブックなのにここまでの違いがあるのか調べてみたのですが、私のような素人でも分かるはっきりとした違いが公式サイトで説明されていました。
なぜスタンダードに比べてプレミアムは画質がきれい?
スタンダードとプレミアムの違いは印刷するときに使うインクの数にあります。
しまうまプリントのスタンダードのフォトブックは家庭にあるプリンターと同じ、【シアン・マゼンダ・イエロー・ブラック】の4色を使って印刷されています。
一方、プレミアム仕上げは【シアン・マゼンダ・イエロー・ブラック】の4色に加え、【フォトシアン・フォトマゼンダ・グレー】の3色を加えた計7色で印刷されています。
より多くの色を使って印刷することで、スタンダードでは表現できなかった色もよりデータに近い色で表現可能。
確かにより多くの色を使うと、より色調豊かに表現できることは容易に想像ができますよね。
そのためスタンダードより圧倒的になめらかな色調、色あざやかで高画質に印刷することが可能なのがプレミアム仕上げです✨
他社のフォトブックより安い
サイズやページ数によりますがしまうまプリントのフォトブック・プレミアム仕上げは、スタンダードに比べると1,000円〜7,000円弱高くなります。
これだけ高くなるとどうしても金銭的負担が重くなってしまいますが、他社のフォトブックに比べるとかなり安いです。
できるだけ分かりやすいようにしまうまプリントと他社のフォトブックのA5サイズ、中でも最もページ数の少ないフォトブックを作成した場合の金額を一覧にしてみました。
ハードカバーで作った場合の税込金額はこちら▼
しまうまプリント・プレミアムハード (36ページ) |
2,589円 |
ビスタプリント(ハードカバーのみ) (24ページ) |
3,218円 |
マイブック・ハードカバー (10ページ) |
2,872円 |
富士フィルム・ハードカバー (16ページ) |
3,065円 |
フォトレボ・ハードカバー (16ページ) |
2,500円 |
ソフトカバーで作った場合の税込金額はこちら▼
しまうまプリント・プレミアム (36ページ) |
1,941円 |
フォトレボ・ソフトカバー (16ページ) |
980円 |
マイブック・ソフトカバー (10ページ) |
2,484円 |
富士フィルム・ソフトカバー (16ページ) |
2,448円 |
フォトバック・ソフトカバー (24ページ) |
3,332円 |
しまうまプリントは最低でも36ページから作れるのに対し、他社は24ページや16ページなど、かなりページ数が少ないにも関わらず値段はしまうまプリントのプレミアムよりも高めです。
他社はデザイン性のあるテンプレートが多数あったり、自由にデザインできるため1ページに配置できる写真の枚数に制限がなかったりとそれぞれメリットがあるのでもちろん全く同じ条件では比較できません。
しかし最新鋭の印刷技術を使ったフォトブックが、他社よりも比較的安く作成できるのは大きなメリットだと感じます。
長期保存が可能
私はしまうまプリントのスタンダードのフォトブックを何度か作ったことがあるのですが、安いということもあり長期保存向きの用紙は使われていません。
質が悪いわけではないのですが、厚さは薄めで飲み物をこぼすとふにゃふにゃになりそうな感じ😅▼
一方プレミアムは厚さがあり、かための用紙に印刷されています。
1枚の用紙で、スタンダードの用紙を2枚重ねたくらいの厚さ(つまりはスタンダードの2倍くらいの厚さ)です。
飲み物がこぼれてもすぐに拭き取れば問題ない感じの紙質。(例えが分かりづらくてすみません汗)
またしまうまプリントの公式サイトによるとスタンダードに比べて印刷技術も優れていて、長期保存が可能な印刷になっているよう。
何十年も色褪せないのか、ということはフォトブックを見ただけでは判断できないのですが、しっかりとした紙の質感からすると私が死ぬときまでは保存できるだろうなと感じていますw
しっかりとした紙質や優れた技術で印刷されていることを勘案すると、結婚式、成人式、七五三など人生に一度きりのイベントをフォトブックにして残すにはぴったりのフォトブックだと感じました✨
しまうまプリント・プレミアムフォトブックはこんな人におすすめ
写真やテキストを自由に配置できない、スタンダードに比べると値段が高めという短所、
なめらかな色調で高画質、紙の質や印刷技術のおかげで長期保存が可能という長所
を踏まえると、しまうまプリントのプレミアムフォトブックはこんな人におすすめです▼
⭐️写真やテキストの配置など、一から全て自分でデザインするのが面倒
⭐️写真やテキストの配置を自分でデザインするのが苦手なので、ある程度フォーマットが決まっている方がいい
⭐️安すぎるフォトブックは品質が心配。かといってあまりお金はかけられない
⭐️結婚式や成人式、七五三など一生に一度を瞬間を、何十年経っても見返せられるようにフォトブックにしたい(→この場合は特にハードカバーのフォトブックがおすすめ)
まとめ
しまうまプリントに新しく登場したプレミアムのフォトブックは、他社よりも安いのに対し、画質は綺麗、長期保存も可能な紙質でコスパのいいフォトブックでした。
「大切な日を記録するためにフォトブックを作りたいけど、あまり高いお金はかけられない」というのなら、しまうまプリントのフォトブック・プレミアムで思い出の瞬間を形にして残してはいかがでしょうか?